ブリューゲル展 × FEILER

ブリューゲル展 × FEILER ヤン・ブリューゲル親子による机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇をシュニール織で再現しました。

机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇

机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇

ヤン・ブリューゲル1世、ヤン・ブリューゲル2世 1615-1620年頃 Private Collection

この作品はヤン1世と、その工房で従弟として修業した息子ヤン2世が共同で制作した非常に重要な作例です。 父のヤン1世は、風景画や寓意画、宗教画などさまざまな主題の作品を手がけましたが、とりわけ花の静物画を得意とし、「花のブリューゲル」とも呼ばれました。息子のヤン2世も花の静物を描いており、その多くは父の作品、とりわけ初期の作例から影響を受け、またそれを模範としています。ヤン1世は1610年頃に本作とほぼ同じ構図の作品を描いています。